ハヤト

フットルースのハヤトのレビュー・感想・評価

フットルース(1984年製作の映画)
4.0
ガーディアンズオブギャラクシーでネタにされるケビンベーコンの作品として鑑賞。
田舎に引っ越してきたシカゴの高校生が、とあることがキッカケで街でダンスが禁止になった事を変えるべく奮闘する話。思わず僕自身も踊り出したくなる映画でした。
脚本が秀逸ですね。
高校生としての鬱憤と、お年頃としての鬱憤、田舎に住むことの鬱憤、カルチャーショックの鬱憤、ダンスが出来ないことへの鬱憤、全てがごちゃ混ぜになって主人公に降りかかってくる中、主人公は自分を曲げずに本能に導かれるようにダンスが好きな事を放出していく。それが「行けー!!!」と応援したくなってしまう。
実人生で、田舎だろうが都会だろうがやりたい事を馬鹿にされたり、色々な邪魔が入る事もあります。そして心の火がどんどん小さくなっていって最後には諦めが待っている。それを主人公は選ばず、自分に正直に、心の火は小さくても確実に燃やしていた。少しずつ、少しずつ、周りを変えハッピーエンドへと昇華するのがとっても幸せでした。音楽も最高ですね。そりゃピータークィルが好きなわけだわ!
ハヤト

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