ルネ

ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カットのルネのレビュー・感想・評価

4.0
1969年公開。 監督はサム・ペキンパー(1925年生)。

1913年のテキサス州国境の町サン・ラファエルが舞台の西部劇。強盗団
“ワイルド・バンチ”がハメられて賞金稼ぎ達に待ち伏せされ逃走。メキシコへ逃げて色々な事をしながら撃ちまくるお話。

マッシヴ・アタックというUKの音楽ユニットがいて、その前身サウンド・システム(野外ダンスパーティを提供する移動式の音響設備、および提供する集団の事)がワイルド・バンチという名前だったので、この作品を観てみました。

追う側と追われる側のリーダーがそれぞれおっさんを通り越して初老な事に
衝撃を受けた。 ここからすでに哀愁がすごい。 冒頭の打ち合いのシーン
も、スローモーションを使ってすごくカッコよく撮影されている。たまたまその場で禁酒のデモ行進しちゃってた一般市民が死にまくるという壮絶さも鬼畜。

最後にこの2組が戦うんだろうな~と楽しみにしていたのだが、ワイルド・バンチは捕まった仲間を助けるために4人で軍隊みたいなのに戦いを挑み、ほぼ全滅。 君たちは2組は戦わないんかい~!

その最後の戦闘シーンがまたものすごくて、機関銃もあったりして弾丸の嵐
です。 絶対死ぬのに戦いを挑む初老の男たちの散りっぷりが、カッコ良かった。
ルネ

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