ムーミンの相棒

少女ムシェットのムーミンの相棒のレビュー・感想・評価

少女ムシェット(1967年製作の映画)
4.3
「パルタザールどこへ行く」で描いているものと大体同じことが描かれているが悲惨さでいうとこちらの作品の方が勝る。
遊園地でのひと時の楽しみをムシェットが送るシーンでさえ、決してなくならない閉鎖感。それは動かないカメラによって作り出されたものだろう。ムシェットの逃れられない悲惨な現実と制限された動きしか見せない映像がよく合わさっている。
ラストシーンが素晴らしい。