こべこべ

カポーティのこべこべのレビュー・感想・評価

カポーティ(2005年製作の映画)
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フィリップ・シーモア・ホフマンのための映画と言っても過言ではない。フィリップ・シーモア・ホフマンの熱演が素晴らしい。彼が演じるカポーティは実際のところ、小説のダシに犯人の心を弄ぶヤバい人間なんだけども、そのために感じる葛藤や後悔を見事に表現しきっていた。あと、犯人のペリー役の役者も、彼の影に隠れたがちだったけど個人的には良い演技を見せていた。
役者の演技以外の要素としては、正直特段述べることはないが、事実をネタにする小説家の悩みは、あまり普遍性がないから仕方ない。名役者の名演で底上げされてる映画で、それを楽しめるのならオススメです。
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