カポーティの作品情報・感想・評価

「カポーティ」に投稿された感想・評価

AnnaTanaka

AnnaTanakaの感想・評価

4.0
すごい前に見たけど、印象的に残ってる。いろんな感情が入り交じり、誰しもが暗い部分を持っていて、その境界線を越えてしまうほどの心に触れるものがあれば、いつだってあちら側に行ってしまうと考えさせられる作品。
joker

jokerの感想・評価

-
最前列で観た。
この作品で、彼のファンになった。
DVDも持ってます📗
螢

螢の感想・評価

3.4
異質ゆえの同調、苦しみ、悲哀、そして疲弊が、淡々としながらも丁寧な構成と、主演のフィリップ・シーモア・ホフマンのなりきり型の演技で表現された秀作。

「ティファニーで朝食を」などで知られる小説家トルーマン・カポーティが、現実に起きた一家四人惨殺事件を取材し、ノンフィクション・ノベルの始まりのいわれる『冷血』を六年をかけて書き上げる過程を描いた作品。

事件の犯人の一人であるスミスと面会を重ねるうちに、彼のたどった不幸な子供時代や鬱屈に、自らの体験を重ね、友人としてきずなを深めるカポーティ。

カポーティ自身は、幼い頃に親に捨てられたこと、同性愛者であることなど、さまざまな事情があり、売れっ子作家として世間の輪の中心にいるようで、その実、どこか異質で常に孤独な存在だった。

しかし、作家としての彼は、事件の真相を話さないスミスに苛立つ。
そして、スミスたちの死刑執行と、その描写によって、彼の目指すノンフィクション・ノベルが完成することがわかっているため、「友人」スミスの白状と、死を願わずにはいられない。

カポーティは、凄惨な事件と極悪な犯人を端的に現わすためか、それとも、友人の死を願う自身のことを暗に示してか、執筆中の小説に『冷血』というタイトルをつける。

作家としてのエゴと友情の間で揺れながらスミスと接し続けたカポーティは、精神のバランスを崩して…。

フィリップ・シーモア・ホフマンが、甲高い声と独特な雰囲気で、初めは下世話な好奇心だったのに、孤独と二律背反から徐々に精神を蝕まれていくカポーティを演じきっています。

訪れるべき結末が訪れた時の虚しさと苦さが、とても胸に残る作品です。
FR

FRの感想・評価

2.3
やけに高い声と全然似合わないロングコートは本物に寄せにいってるってことかな?
前半気になって話が入ってこなかった。
すざ子

すざ子の感想・評価

4.0
フィリップシーモアホフマンの静かに狂気に冒されていく演技が絶品だった。
最後の面会で唐突に慟哭するシーンは予定外だったそう。カポーティだったら泣かなかった気がしたから見たときは少し違和感があったけど(まあカポーティをよく知っているわけじゃないけど)その話を聞いて彼が彼として泣いてしまったのかなと思った。
彼もカポーティと同じような死因で早逝しているしどこか共通する部分はあったのか。
izu

izuの感想・評価

3.3
作家、トゥルーマン・カポーティのノンフィクション「冷血」が描かれた背景を題材とした作品。
単調な出だしから、説明のないままストーリーは進み、観客を少しずつ巻き込み引きずり込んでいく。
誰に感情移入するのかは、観る者によって異なる。

ただ、最後に残ったのは
“who is the COLD BLOOD?”
jumo

jumoの感想・評価

3.9
はやく死刑にならないと物語として完成しないという想いと、彼のために何も助けることができなくて悔しいって気持ちが苦しくて、こんなジレンマ近年ないよ…
カポーティやペリーのパーソナリティを掘り下げてるから間延びしたり、これ、いる?みたいなくだりもいっぱいあって、正直見ていてスカッとする映画ではないけど、実際人ってそうだよねって感じがして好き

冷血を一緒に借りてこなかったのは失敗した〜
green

greenの感想・評価

4.0
衝撃。
恥ずかしながらカポーティという人を今まで知らずにいた。この作品を観てとても興味が湧いたので「冷血」の原作を絶対読もうと思う。そして何より驚いたのは主演のフィリップシーモアホフマンが46才で亡くなられていた事。全然知らなかった自分が恥ずかしい。マグノリアのフィルが一番好きだったけど今はこの作品の彼が一番好き。
18/169(祝500本目)
ウサミ

ウサミの感想・評価

3.4
じっくりとした余韻のある映画だった。
トルーマン・カポーティの代表作「冷血」における彼の執筆活動を描いた作品。
カポーティと死刑囚ペリーの奇妙な友情関係が本作の核である。
カポーティの、作品の完成のためにペリーを利用して、そのあとは彼の死刑の執行を待っている自分と、ペリーを友人として救済してやりたいと思う自分との葛藤を描いており、フィリップシーモアホフマンの名演もあって静かな切なさが感じられた。

天才とは、自分の作品のために何でも利用できる究極のエゴイストなのかもしれない。しかし天才も人間なのである…
色々なことを考えさせられる映画だった。
白か黒かじゃない曖昧な人間関係を見れて満足。
信じきっているわけでもないけど、信じるものが他にないからすがってしまう囚人側の気持ちが辛い。カポーティも口が上手いし、善良そうな顔をしているから性質が悪いな。
カポーティも自分が一番大事ながらも、人との関係を欲しているようだった。その真意ははっきりとわからなかったけど、その歪みが人間らしいということなのかなとも思った。
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