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カポーティのlのレビュー・感想・評価

カポーティ(2005年製作の映画)
4.0
…。見終わってすぐには言葉がまとまらない。気持ちが揺れ動く。
ただ、見ているとカポーティの気持ちとペリーの気持ち、ふたつの思いの違いに人間の難しさを感じた。
ペリーは殺人を犯した人間だけどカポーティを友達だと信じていた。その気持ちを踏みにじったシーンでは本当にカポーティな冷血な人間だと思った。しかし、カポーティの心はペリーたちを死刑にして本を完成させたいのと友達を助けたい気持ちで揺れ動いていたと思う。
部分的には本を完成させて名声を得たいという表面のことだけにペリーを利用したのはなんとも言えない気持ちになる。
そして、死刑のシーンはショックを受けた。
寂しそうなペリーの演技は本当にすごいです。
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