この映画が作られた時、ロレッタ・リンってまだ40代だったんだ。普通伝記ものって本人が亡くなった後か年齢が行ってから作られるパターンが多いけど、それだけこの人は若い頃から色々あったのね…って言う感じ。でもよくある破滅型人生って訳でもなくダンナさんに才能を見出されてそれ程の下積みもなく、割と順調な音楽活動がかえって拍子抜け的な印象になってはいるかな。でもこの映画の観ものはやっぱりシシー・スペイセク。吹き替えなしも凄いけど、少女時代はシシーにしか見えなかったのが、段々とロレッタにしか見えなくなってきた。レヴォン・ヘルムの父親役も素晴らしい。
