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戦場のメリークリスマスのKSのレビュー・感想・評価

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)
4.4
ずっと見てみたかった”戦メリ”、アマプラで無料配信が始まったのでやっと見ることができました。想像以上にめっちゃ良かったです!あらゆる面で!!とにかく映画として完成度が高い。俘虜収容所という狭い世界の中で展開されるストーリーですが、登場人物の誰の側にも感情移入ができるよう丁寧に脚本が作られています。セットは素晴らしいし、カットや絵の構図、台詞回しも間が完璧で、余韻を感じまくる高次元の作品でした。音楽は言わずもがな、教授の代表作の一つとなっています。その上で、その上でですよ!!デヴィッドボウイと坂本龍一の怪しい魅力が爆発しており、終始キャーー!!!となってしまうのです。本当に豪華な配役です。おそらく普通の人が見ても、何これホモ匂わせ?程度にしか思わないでしょう。耽美を通ってきた身としては、この匂わせの程度が神がかった塩梅に感じられ、その完璧さに狼狽してしまうほど…なんて書いてしまうとBL映画と捉えられてしまいそうですが、もちろんそんなことはありません。実は、物語の要はこの2人ではないのです。そこもまたにくいのですが。40年近く前の映画ですが、人と人の繋がりや縁を描いた素晴らしい作品だと思いました。
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