戦場のメリークリスマスの作品情報・感想・評価

「戦場のメリークリスマス」に投稿された感想・評価

てん

てんの感想・評価

4.0
記録。名作とわかっていながらも、なかなか観る気がおきなかった作品。愛のコリーダのイメージが強くて…。
やっぱりすごく良かったです。ストーリーも物凄く深い。私は上手く表現できないのでここでは難しく考えずに、ただデヴィッド・ボウイが観たいから観るだけの映画ってことで。
の

のの感想・評価

3.9
かのシーンがあまりにも有名すぎてそれがほんのちょっと…
uniyama

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4.5
このキャストで無ければただの耽美な感動映画になっていたかもしれない。
良かった。キスシーンとラストの「メリークリスマス」には思わず涙が出た。良かった。

キスシーンの個人的解釈を少し。戦場とは個人が個人でいられなくなる場所で、そこでは個々の尊厳や命の重さは剥奪される。それはヨノイとて同じである。彼は大日本帝国の軍人として自らを雁字搦めにしている。そうすることで彼は自分を律し戦場という過酷な場で自らを保っている。そこにセリアズは、キスという人間同士の間で交わされる非常に個人的な行為を持ち込むことで、ヨノイに己が紛れもない「個」であることを思い出させた。ヨノイが立っていられなくなったのは、自分が自分でしかないことを認識させられたからである。と私は受け取りました。

良かったんだけど、外国人俳優の日本語が半分くらい聞き取れなかった。ので、本当にこの映画のテーマを理解しきれているかは不明。

これからクリスマスには毎年この映画を観ようと思います。
私にはコンセプト剥き出しの下品なガナリ声にしか聞こえない。教授最大のヒット曲が虚しい。
Hitomi

Hitomiの感想・評価

4.0
各国の戦争観の違いがはっきりと分かる。
デヴィッド・ボウイかっこいいな…軍人に見えない。笑
Shin

Shinの感想・評価

3.4
Made me think the difference of culture. The thing they have in common is to believe in their beliefs. We are all human being whatever whoever. Understanding others lead to special relationship, anything can be related as long as you show the respect towards what you haven't got.
「勝利が辛く思われるときがあります。」
「グッバイ、ハラさん。」
「God Bless you.」

ワタシは『戦メリ』のロレンス中佐になりたかった。
敵と味方の中間に立ち、どちらの意も汲み取り、なだめ、打ち解ける。
しかし双方の言い分はどちらも正義と言う名のもとに正しく、常に自分の立ち位置の難しさに葛藤する。
自分を勘定にいれず、潤滑油のように汚れ、疲弊しながらも急激なモラルの変動の波に飲み込まれていく兵士たちを敵味方関係なく理解しようと、手を差し伸べていく。

作品中、ロレンスは一度だけ怒りを顕にする。

「ワタシハ、ウソヲツケバヨカッタノカ、ハラグンソウ!」

犠牲者の棺桶の中に全ての罪を詰め込んで葬り、何もなかったことにしてしまおうとする「日本式」が、どうにも受け入れられなかった。

誰が何をどう捉え、どう考えようが人の勝手だ。なのに人の心に勝手に土足で上がり込んで、感情や思想まで都合よく塗り替えようとする日本軍に対し、デビッド・ボウイ扮するセリアズは言う。

「私の過去は私の物だ!」

太くて強い心棒を持つセリアズと、五重塔のようにしなやかな強さを持つロレンス。
ロレンスもセリアズも、全体に巻き込むために個人を阻害する力には激しく抵抗した。

ワタシはロレンスになりたかった。
なりたかった、ということは、なれなかったということ。
坂本龍一のテーマ曲が好きで観た映画。
中学生の頃観て、ラストのデビット・ボウイのキスシーンで理由も分からず感動した。大人になって観たらその時ほど感動はしなかったけど、何故あそこで感動したのかが分かった。
怒り、狂って、暴虐をする人は、本当には傷ついていて、それをおさめるのはただ愛を持って抱きしめることだけなんだ。
それをやってのけるデビット・ボウイの真っ直ぐ愛に感動したんだ。
極限の状況での東洋と西洋の文化や価値観の相違を描く名作。公開時中坊だった自分は今作の世界観を理解する事が出来ず、この後の「御法度」しかりでその系でなければ表現出来ないのか~と大島監督を毛嫌いしました。この歳になって観るとその系というよりは東西の価値観、文化のぶつかり合いをを見せ付け大島監督の抜群のカメラワークに低頭してしまう静かで重厚感ある作品だなぁ~と実感…北野武という至宝的な映画人を誕生させた作品としても大変意味ある作品。
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