シーバゲッジ

戦場のメリークリスマスのシーバゲッジのレビュー・感想・評価

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)
3.3
あまりにも有名すぎて逆に今まで見れなかった映画。音楽は何度も聞いたことあるし何なら小さいころピアノで弾いてたけどそう言えばこの映画見たことないな、、って感じで鑑賞。
1942年、日本統治下にあったジャワ島が舞台。日本人の捕虜へ対する扱いが容赦なく描写されていて同じ日本人として心が痛くなる部分があった。
日本特有の武士道の精神や各国それぞれの宗教、信仰心、また追い詰められた状況での性愛等について考えさせられた。
ハラ軍曹、ヨノイ大尉、ロレンス、セリアズ、皆それぞれの想いを背負い戦っているが勝者や敗者に関わらず、本当は皆戦争の被害者であるように思う。ロレンスの「日本人を個人で恨みたくない」という旨のセリフで胸が苦しくなった。
観終わって気づいたが戦争映画なのに戦闘シーンが一切ないのが素晴らしい。
1番ラストの有名なセリフ「メリークリスマスミスターロレンス」でたけしの真似をする爆問の太田さんが脳裏によぎって笑ってしまった(笑)
少し難しいので多少あらすじや時代背景に目を通してから観るのがおすすめ。