冒頭飽きるほど見せられるダラダラとした結婚式のシーンから、一転して戦地のシーンでは場面転換が目まぐるしく、見てる側も生の時間感覚が変わってるような体験だった。
帰ってきたあとのマイクが狩りをするシーンで逃げる鹿に「満足か」と語りかけるのは、人がロシアンルーレットに挑むように、鹿もただ狩られるのではなく、「狩られるかどうかのゲーム」しているという考えからのセリフではないかと思った。
命を消費したゲームは狩りもロシアンルーレットもそうであり、かつ戦争もロシアンルーレットの裏で食事をしていた主催者のようにそれで得をする者のためのゲームになっている。