やっさん

アメリカン・ギャングスターのやっさんのレビュー・感想・評価

3.0
 エクステンデッド版(175分)にて観賞。

 実話に基づいて作られた映画は得てして長時間。その長時間のため、フランク(デンゼル・ワシントン)が麻薬王にのし上がっていく過程と麻薬による警察官の汚職が当時(1968年)の情勢を交えて丁寧に作られていた。一方で対峙するリッチー刑事(ラッセル・クロウ)のほうの背景はちょっと雑だったかな。

 フランクとリッチーがなかなか出会わないので、途中は何だか不安みたいな感覚に陥ったが、出会ってからはテンポのいい展開になってきて、さらにその先もあるのかと意外さもあった。さすがに3時間弱の尺だとそこまで描けるのか・・・。

 いい意味でも悪い意味でも気を抜いて観ていると(たぶん)置いていかれる。そうなったらつまらなくなると思うので要注意。
やっさん

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