哀愁と孤独が漂うラストが何とも言えなくって…小津監督の中でも特に好きな作品になりました。
恩師の娘がお嫁に行っていないところを反面教師に…というストーリーなのですが、女性にとっての門出のはずの結婚を巡って、父親の孤独と娘の愛情が深いです…。
小津監督の何が好きかって、なんだかんだみんな家族愛を持っていて、そこには切り離せない・切り離したくない絆があるんです。
最後、末っ子と残された父の姿こそ「孤独」の象徴で…。
あと、この映画のもうひとつの魅力は旦那さんへと意外と強い態度の奥さん。笑
生意気なんだけど、とにかく彼女が何言っても何故か可愛くなってしまうので不思議。笑
ファッションも可愛くって、ストーリー以外の部分も楽しめます。
何回も観たい作品です。