秋刀魚の味の作品情報・感想・評価

「秋刀魚の味」に投稿された感想・評価

ネット

ネットの感想・評価

3.5
はきはきとしながらも気品を保つ岩下志麻が美しい。岡田茉莉子は小津映画で主役をやれるほどの気品は無いらしい…

小津映画では割とシンプルな方なのかな。最後のバーのママとのやりとりがツラい。「なんのお帰り?」
ayumi

ayumiの感想・評価

4.0
ここ何年か「今年は秋刀魚がとれない」て聞き飽きた感じがあるのだけれど、今年はホントにヤバいです

秋の風物詩、目黒のサンマ祭りも冷凍モノだったらしいし、不漁に加えて今年は小さいのです、秋刀魚

秋刀魚好きとしてはなんとも寂しい秋です

小さくても秋刀魚は秋刀魚、昨日、128円のを二尾買ってきて焼きました

塩して5分、クチャクチャのアルミホイル敷いたグリルに火を入れて7分、ひっくり返して5分

いつもの「五七五」で焼いたんですが、脂のってなくてパサパサ…

これでは食べた気がしないので映画で補いました(秋刀魚は出てきませんが)

今ならきっとセクハラ、女性蔑視なセリフも自然に流せる昭和がなんともいい時代だな、と(あ、けしてそっちの意味ではなくて…)

あと、最近見ない東京エレキテルの「ダメよーダメダメ」、元ネタはこの作品の岡田茉莉子のセリフなんじゃないかと思いました

岩下志麻の白い靴下とアグファカラーでお腹いっぱいになりました

あぁ、おいしい秋刀魚食べたい…
オガワ

オガワの感想・評価

3.9
第5回日展ポスターとピース缶。バー看板のアルファベットと赤提灯、見飽きないな。花嫁姿で父に首を垂れる娘はもう…ホロリときてしまった。なんて丁寧で優しくて佗しいんだろう…すごいよ。
笠智衆演じる父親の最後の表情がなんとも切ない...
この映画の初見は、学生時代(1980年5月5日)に銀座・並木座であった(「東京物語」と2本立て)。 

学生時代に観た頃は黒澤明監督のダイナミズムに傾倒していたので、この映画は「このような日常を描いた平凡な映画」だと当時は思っていたが、最近は「こうした日常の出来事を丹念に描く小津安二郎監督が大好き」である。 


赤と白の煙突が立つ工場にほど近い会社勤務の平山(笠智衆)のところに、「ちょいと横浜まで来たもんでな…」と言って旧友の河合(中村伸郎)が訪ねてくる。 
続いて、その二人に堀江(北龍二)を加えた三人……この三人は「小津安二郎監督作品の常連」であり、この三人の会話が「この上なく楽しい」、そして笑える。 

会社の外観、会社の窓を外から映したシーンも、いつもの小津監督ショットである。 

中村伸郎が「支那ソバ屋」のことを「チャンソバ屋」と言うが、時代を感じる。 

平山の息子(佐田啓二)とその妻(岡田茉莉子)が住んでいるのは「石川台」(洗足池と雪が谷大塚の間)であった。 
この夫婦、冷蔵庫を買う話、夫がゴルフに夢中になるのを妻が最初はケチつけるやりとりがホノボノしている。 

平山の娘(岩下志麻)の日常生活に溶け込んだ美しさも素晴らしい。 


素晴らしい作品である。
偶然、この前に『彼岸花』を観ていて、
子に対する親という似たテーマを個人的に感じ取り、比較的に観れたのでとても楽しかった。
2017-130
敗戦国日本。女性が強くて観てて楽しい。この時代の結婚観とは。
sapi

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3.8
小津作品はバックミュージックの弦楽器の旋律が美しく切なさや喪失感をいっそう際立たせる

毎度のように出てくる居酒屋のシーンがよかった
この映画で鱧を知った
ケイゴ

ケイゴの感想・評価

4.0
小津安二郎の遺作。父娘というお馴染みの設定で戦後から高度成長期に向かう時代の節目に漂う寂寥感のようなものを感じさせる作品だった。常に殊更淡々としているが故に、娘を嫁に送り出す笠智衆の最後の唐突な男泣きには…。どんな年齢で鑑賞してもそれぞれにいろいろな受け止め方ができるのが小津映画のすごいところだと思う。
小津映画見てると、こんな口調になってくる。しかし岩下志麻とか岡田茉莉子とか岸田今日子とかキレイ
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