Hiro

波止場のHiroのレビュー・感想・評価

波止場(1954年製作の映画)
3.4
コンテナ物語という本を読んでいると、この映画が出て来たのでAmazonで鑑賞。

波止場の雰囲気がよくわかりました。
上の本の中で構造的にこんな雰囲気になると言っていたのがなるへそなあと。
日によって仕事の量が違うから、日雇いでやるしかない。ほんで、上が腐って高利貸ししながら仕事斡旋。
仕事もらわなあかんから仲間意識が強くてお互い監視し合うというか。出る杭は打たれるみたいな。
需給調整がクソみたいなワークシェアリングやから非効率の温床ていう。

日本で一番でかい組も兵庫のこういうのが始まりて聞いたことあるし。


まあコンテナゼーションでこういう人たち海辺からいなくなってもうてんなあと。

今はない光景てことで、価値ある映画なんちゃうかなあ。

波止場て題名に入る映画いっぱいあるんやなあ。
今はそんなん想像もできへんけど。

ストーリーはゆっくり進んでわかりやすくて、普通に楽しめました。
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