ふろいと

黒いジャガーのふろいとのレビュー・感想・評価

黒いジャガー(1971年製作の映画)
3.1
シャフトがめちゃくちゃカッコいいにつきる。
とくに冒頭で、ニューヨークを歩く主人公・シャフトを写し続けるタイトルバックに流れるのがアカデミー歌曲賞も受賞して大ヒットした「黒いジャガーのテーマ」。
黒人ミュージシャン、アイザック・ヘイズによるソウルフルな名曲らしいが、曲の合間に主人公のキャラクターをヘイズが問いかけ、女性コーラスが「それはシャフト!」と答える掛け合いはカッコよすぎる!

ただシャフトがカッコいい映画で終わらないのも味噌。
例えば、タクシーに乗ろうとすると乗車拒否されたり、顔なじみの白人刑事が黒ボールペンを顔の横に近づけて「こんなに黒くはない」と言えば、お返しに白いマグカップを突きつけるというようなきわどいシーンがさりげなく混ざっていおり、社会的な示唆も含有されていて単なる黒人ハードボイルド映画じゃないのは非常に感じた。

あとシャフトの服が超オシャレ。
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