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灼熱の椅子のLGのレビュー・感想・評価

灼熱の椅子(1963年製作の映画)
4.0
傑作。和田浩治の成り上がりから転落までを無駄のないドライな語り口で魅せる濃密な85分。突出した演出はないが硬派で巧み。サイレンサーでのドライな銃撃シーンはどれも見応えあり、死体処理班の天坊準や能面で不気味な女中といった端役の存在感も作品の品格を一段階上げていて素晴らしい。惚れた女、惚れられた女の見る/見られる三角関係が誰も望まぬ形で完結してしまうラストには爆泣き!!!!!
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