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リトル・チルドレンのなのネタバレレビュー・内容・結末

リトル・チルドレン(2006年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

まともそうな人間のダメな側面と、犯罪者(出所者)の反吐が出る行為を迫真の演技とともにさんざん描写した挙げ句、「未来は違うものになる!一歩踏み出そう!」はテンション急変しすぎて白目剥いた。映画って良いナレーションつければそれっぽくなるな、と思いながら見ていた。

導入と結末で、公園にある普通のブランコをモチーフとして使用した群像劇。走るブラッド!走るブラッド!かと思いきや公園に来たのはなんと…!のシーンは、群像劇のクライマックスらしくなかなかスリルがあった。先述した通り最後のポジティブへの放り投げ方は理解できないが、キャシーの美しさに打ちのめされブスッとしていたサラが、ブラッドからキャシーとの不仲を愚痴られた際の表情の変化など、どうしようもない人間を映した名シーンはいくつかあると思う。案外おもしろかった。
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