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銀河鉄道の夜のKのレビュー・感想・評価

銀河鉄道の夜(1985年製作の映画)
4.0
ずっとみたかったけどどのサブスクにもなかったやつ。YouTubeの違法アップロードと思われるやつをみてしまった。
すみません。

銀河鉄道の夜は、大学の時に授業の関係でかなり真剣に読んだ。
ただ、真剣に読んだからといって理解ができているわけではなく、よくわからないことは多い。なんとなく美しい風景ともの悲しい印象だけは感じており、わからないながらも好きな作品。

そして今回アニメ映画をみたわけだが、びっくりするほど暗い。
オープニング音楽や途中途中で流れる挿入の音楽はまるでホラー映画。自分が原作を読み間違えていたのではと思うほどだ。
映像も、KAGAYAさんが携わっているプラネタリウムのような幻想的な映像を想像していたが、ちょっと違う、なにか仄暗さを感じるものだった。
だからといってそれがものすごく嫌というわけでもない。特に序盤のジョバンニの無表情感(まるでうつ病患者)なんかは、納得してしまった。原作ではそんなにジョバンニのつらさや暗さを感じることがなかったのだが、本当はすごくつらかったんだ。

映像でみても多くの部分は理解できていない。だけどみられてよかった。
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