いやいや。久々の大ヒット邦画。
久々に俳優たちの持つパワーを思い知らされた作品です。
鶴瓶がスゴイ。
困ったなぁ・・・しまったなぁとおもいつつ平静を装う表情がなんとも上手い。というか、野球中継を見ているシーンなんて、NHKの「家族に乾杯」の時と同じすぎて、ホントに素でやってるんじゃないかと思うほどにナチュラル。
ひょっとして演技してないんちゃうか?このおっさん!・・・と思うくらい、この役を鶴瓶が自分のものにしているんです。
余貴美子も役柄の持つ洞察力の表現が素晴らしい。普通のおばさんをここまでカッコよく演じられるってすごいっす。井川遥ももはや本業女優と言ってもおかしくないほどの実力をつけたなぁと感心。
そしてそして、もうなにしろ八千草薫!!!!!
いやぁ、大女優の底ヂカラを思い知りました。
ダテじゃないね。
ほんとにその背中だけですべてを表現するんです。そして泣かされちゃうんです。
彼女には表情での演技なんて全体のうちのほんの一部なんですよ。
ホントにホントにこれにはノックアウト。
後半は彼女が画面に出てくるだけでじんわりきちゃいました。
いや~。これは国際映画祭に出品されたそうなのでなんか賞を取ってほしいなぁ。。。
これは見て損なし。
今年最大のアタリ作品として絶賛お勧めします。
2009年07月12日 00:32