ディア・ドクターの作品情報・感想・評価・動画配信

「ディア・ドクター」に投稿された感想・評価

いかにもキネ旬ウケしそうな優等生ぶりには多少嫌悪を抱いてしまったところもあるが、とはいえ邦画としてクオリティが高いことには間違いはない。そして他の作品でもそうだったのだが、西川監督は二項対立を重視しているように感じた。良くも悪くも教科書っぽい。
赤鬼

赤鬼の感想・評価

3.7
"ゆれる"の印象が良くも悪くも強過ぎた為に今作は割と評価が低い印象ですが、やはり西川美和節はいつでも痛いくらいに健在で、人間の善悪の揺らぎとかごちゃ混ぜ具合が恐ろしくて、それが良かった。
さっきまで聖人の様に崇め奉っていたのに、1秒後には石を投げつける様な感じが何とも村社会を言い当てていて、キリストでも見ている様な気分になるけど、そもそも嘘と言う罪を犯しているのは当の本人だし、でも生きてる中で嘘をつかないで生きられるのは守られてる人達だけだし…とぐるぐる考えていた。
2009年 日本 127分のドラマ!

夜、窓から外を見て「夜は暗いね~~」だって!当たり前で面白い事 言ってる
😁
過疎地域の医療の話🐿️

はりを胸の当たりにさして空気をぬくシーン。喫茶店で香川照之と松重豊と話をしてズッコけるシーン。説得力有り。

医者としては偽物!人としては本物!
知らなくてよい事もある。

考えさせられる映画。
yukina

yukinaの感想・評価

4.5
言葉にするには軽いと感じて一言ではまとめられない揺らぎと葛藤が本当に魅力的。
take

takeの感想・評価

3.8
美しい山あいの村の診療所。
村人に溶け込んだ医師が、実は。。。

村人の命の手綱を握っている気分になっているのではないか。
その気分を味わってしまっているとしたら、おそろしい。
たとえ医師個人にはその自覚はなくとも。

村人たちが、無資格医を求めてしまっているのかもしれない。
村人1人1人がNoと声を上げれば、本来は居なくなるはずだが。。。

香川照之は、無資格医の行為は、「愛ではない」と言う。
倒れる椅子を止めるようなもの。
反応であって、そこに愛はない。

患者の補佐にまわる、介助士くらいがちょうどよいのでは。

日本の問題について考えるきっかけとなる、佳作です。
カズ

カズの感想・評価

-
鶴瓶さんの演技の上手さは「スジナシ」で知っていたけれど、救急医療処置後の呆けたような表情や、瑛太扮する若い医者に向けた諦めの笑みなどは他の俳優さんでもできないのではないだろうか。

映画のラストだけど、正直スッキリするものではなかった。
同監督の「ゆれる」も観客にその後を委ねていたけれど、今回の映画はその良し悪しも任されている。
当然、簡単に判断できるものならスッキリするのであって、そうではないから難しい。

各人物のその後は決して暗い結末を暗示させてはいない。それでもめでたしめでたしとは思えない。「伊能先生は結局、どういう存在だったのだろう」と登場人物同様、観ている自分も考えずにはいられないのだ。

重苦しい雰囲気をだしすぎず、観ている人の心に残る見ごたえのある映画だった。
Saskia

Saskiaの感想・評価

3.5
僻地医療を題材に描いたヒューマンドラマ。
都会の医大を出た若い研修医・相馬が赴任してきた山間の僻村には、中年医師の伊野がいるのみ。医療行為から痴呆老人の話し相手まで一手に引きうける伊野は村人から大きな信頼を寄せられていたが、ある日かづ子という独り暮らしの未亡人から頼まれた嘘を突き通すことにしたことから、伊野自身が抱えていたある秘密が明らかになっていく……。


西川美和監督の『ゆれる』が大好きなのでずっと観たかった作品です。

嘘は基本的にはいけないことだが、
嘘も方便と言ったり、
その嘘で安心できたり、心の支えになる人もいる。
宗教や神さまのように。
結局は何を信じるかということが1番大事なのかもしれない。
その嘘がプラスかマイナスに働くかということも大きな意味を持つ。
マイナスにならなければ嘘も許されるんじゃないかと思ってしまう。
それは部外者だから言えることなのかな。

もちろん真実を伝えることは大事だし、知る権利はある。
私も、もちろん大多数の人も、嘘が嫌いなのでどんなことがあっても真実を知っておきたい。
知らないほうがいいことも知っておきたい。

俳優陣が豪華。
伊野を演じた釣瓶の自然なお医者さん、優しい目や表情や佇まいだけでほっとして安心する。
お医者さんらしいお医者さん。
八千草薫演じるかづ子も優しくて穏やか。いい空気のふたり。

伊野と村人の微笑ましいやりとり。
絶大な信頼を寄せる村人。
伊野はどんな思いで彼らと関わってきたのだろうか。


田舎のきれいな景色。
カメラワークやカットが西川監督らしくて好き。


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2020/№340.◡̈*✧🌛
おうち映画№329

劇場映画№9
wonderwall

wonderwallの感想・評価

4.8
医療に携わる仕事をしているせいか、なぜか避けてきたジャンル…。勧められたけど、どうせ派手に綺麗に描かれてるんだろうと思って後回しにしてた自分を大馬鹿野郎と叱りたい。医療に携わるからこそ観るべき映画でした。本当に大切なものは何なのか。鶴瓶師匠が残していったもの。心に残るとはこういうことか...。
ヘブン

ヘブンの感想・評価

3.5
村のアホが落ちていた白衣を着て自転車を漕ぐ。すると遠くから村人が「先生!」って手を振ったり呼んだりする。近づいてみるとアホが白衣を着ているだけ。医者の意味は何だろうか。我々は何を見て何をもって先生というのか。素晴らしい作品。
aka黄屑

aka黄屑の感想・評価

4.0
『ディア・ドクター』(09年)観了。西川美和脚本・監督の傑作『ゆれる』次作でキネ旬1位だったのに鶴瓶主演故観てなかったと思われ…(しかし本作での鶴瓶は見事)
僻地医療の話で道義的に割り切れなさはあれど、人情とサスペンスが絡む展開は映画として面白い!
瑛太、余貴美子、八千草薫、香川照之等配役も的確。
聴覚障害者対応日本語字幕(更に視覚障害者対応副音声も)は特筆すべき!
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