1980年のイギリスの映画。
監督はニコラス・ローグ。ウィーンが舞台なだけあり、クリムト等の世紀末芸術の絵画が多く参照される。
退廃的なムードの漂う古都ウィーンの夜、一人の女が薬物で自殺を図り、病院に搬送されてきた。その女ミレーナが治療を受けている間、付き添ってきた男アレックスは、警部から事情聴取を受ける。
アレックスの脳裏には、彼女との出会いから蜜月期、激しい修羅場までの様々な記憶がかけめぐる。やがて、話の核心はミレーナが自殺未遂を起こした当夜の出来事に及ぶが…。
主演はなぜかアート・ガーファンクル(サイモン&ガーファンクルの人)。 相手役の女優のテレサ・ラッセルは、ニコラス・ローグ監督の奥さんらしく、歳の差30歳!ムチムチ系(Oh Yeah!)です。
この映画の原題「Bad Timing」を、ジム・オルーク(ミュージシャン)がアルバムのタイトルにしていたので、興味を持って観てみた。
若くてエロくて尻軽でアル中気味な女と、大学教授の愛の物語。すれ違いがリアルです。
自殺未遂の真相を細かくフラッシュバックしながら追っていく展開。酔っ払いの見苦しさが満載でした。