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ハチミツとクローバーの記録のレビュー・感想・評価

ハチミツとクローバー(2006年製作の映画)
4.2
これは、恋愛映画なのだろうか。

いつか読んだ小説で人生は、断捨離だ。何を得るかより何を捨てるかで大人になると言っていた作家がいた。

人生で様々な人と出会い、別れるその出来事は例え一瞬であったとしても一生忘れられない人になる事もある。自分の能力に劣等し、虚無感に襲われる事もあれば、才能だけが先走り心だけが置いていかれる事もある。

どんな時でも、その時の全力を出せればいい。その全力が例え直接何かを動かしたり、伝えたり出来なくても必ずしも結果に繋がらなくてもいいと思う。

ただ、若さは一瞬で、自分探しが出来るのは自分を見つけるまでの、いや自分が何かの軌道に乗る前のわずかなひと時しかない。

今あなたが過ごしてる時間は青春なんだと、言う大人はつまらない。青春は大人の言葉で、その真っ只中に生きる若き彼らには、迷いがある。大人は、その迷える時間を静かに守ってやればいい。

竹本の真っ直ぐさが好きだった。
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