至高のオープニングクレジットで最高にハイになったと思ったら観終わった時には超ダウンタイムに突入。
感情を急激に揺さぶられる体験だった。
映像はネオンの光でギンギラで光の暴力レベルでピカピカ。しかし見てると不快感は無く、どこか別の異世界にトリップしてるかのよう。
しっかりキマってる時の感覚も映像で見せてくれるが、まさか「死」や「生」、輪廻をテーマにした話に繋がっていくとは思わず。
本当に楽しいのは序盤と映像ぐらいで、中盤以降はまさしく哀しみしかない。ドラッグを始めてしまったが最後。同監督の『クライマックス』もだけどドラッグは破滅にしか向かわない。
誕生、人生そのものがまさしくvoid(無)の入り口なのかと考えさせる表現の数々。
描かれる色んな物事が全てエンター・ザ・ヴォイドというタイトルに回収される感覚。
東京が舞台なの良いね。空からの見下ろしショットで横スライドに街を移動するショットが頻出するが本当に飛んでる感じになる。
ずっと主観であり、神様視点。
まさに観るドラッグ。気持ち良いのは始めだけ。超劇薬注意なのであまり人には薦められない笑
でも好きな映画でした。見たら落ち込む。