アベフランク

摩天楼ブルースのアベフランクのネタバレレビュー・内容・結末

摩天楼ブルース(1979年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画にはバッドエンドが似合っていた。主人公が流れ者じゃなくなったあたりから違和感を覚え始め、最後は市民がただの暴徒と化し、最後、主人公が一瞬敵のボスを勢い余って殺したかに見えたが結局は生きていたってシーンを見る限り、あれが本当のエンディングだったという気がしない。自分達では問題を解決できない市民が流れ者を引きずり込んだ結果、市民の問題は解決したが、自分を抑えて生きていた流れ者を殺人者にしてしまった……みたいなほうが、個人的には好みである。あとは、ソウルはただの悪だったんだろうか? 何か序盤の描写見ると何か事情がありそうにも見えたし、ラストもの言いたげな目をしていた様にも見えた。映画内で特別掘り下げる必要はないかも知れないが、実は保守的な町が部外者である彼らをああいう風にした的なメッセージが感じられるような気がする。
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