千秋姫

ショートバスの千秋姫のレビュー・感想・評価

ショートバス(2006年製作の映画)
5.0
この映画は、公開された当初に映画館に観に行った。

日本で公開されたのが2007年の8月らしいから
あれはもう8年も前のこと。

当時、かなり衝撃的で物凄く刺激的で
私の中での大好きな映画ベスト3に入った映画!

ストーリーを忘れたころに、また絶対観ようと思っていて
それが、最近のこと。

ここ数ヶ月、ずっとずっと観たくて仕方なかったけど
いっつもTSUTAYAはレンタル中だし…やっと観られたぁ~(゜∀゜)!!!!
だってAmazonでDVDが600円で買えたから\(^o^)/わい!

が、しかしー

そうか、そうか。って感じ
当時の想い出、そのままにしておけば良かった
んーん、いや、今、もう一度観て良かった、のかも…


キャッチコピーは
『みんな誰かとつながってる あなたは一人じゃない』
そして、
『セックスはひとりじゃできない。みんなの恋と愛とSEX。誰にも聞けない答えがここにある。』

です!


かなり過激なシーンだらけで、モザイクがほぼデフォルトで入ってるwww

自分に素直に生きている人だけが登場しているので
みんなそれぞれ輝いていて、本当に可愛い!

素直に生きているからこそ、迷っている、悩んでいる、生きにくかったりしている。
そこがとにかく愛しい人達。

ゲイやレズやSMプレイなどが普通に映し出されているので
確か劇場で観たときも、何人か途中退室していた記憶がある
ダメな人は、ダメかも、な映画。


ただこの映画は、セックスということだけに焦点を当ててしまうと
非常に勿体無い!

もっともっと視野を広げて観る必要のあるストーリーだと思う。

ただわたし、もう当時のような感動は味わえなかったし
衝撃も受けなかったし、面白さも味わえなかった…

何故だろう?って考えたとき、
それはわたしの経験だなぁ…って答えに行き着いた

勿論、セックスの経験とか、そういう事を言いたいのではなくて。

この映画は、ゲイやレズビアンのセックスシーンを通して
他に類を見ないほどに過激な描写の連続だけれども
根本にあるストーリーは、いたって普通の若者達の物語、だから。

わたしも年齢を重ねて、世間一般に言われるアブノーマルな世界を
それこそ沢山知ってきたし、見てきたし、経験してきたし。

だからこそ、この映画に映し出される過激なシーン達は
わたしにとって今更、なんの新しさも無ければ刺激も無かった

だからこそ余計に、この映画のストーリーそのものに、目を向けられたんだと思う。


「誰とも比べる必要はない、わたしはわたし、あなたはあなた。」

生きたいように生きるからこそ、ぶつかる
様々な一般論の壁に、生きにくさを感じる人達が集う “ ショートバス ” 。

大好きな映画には変わりないし
DVDを買って良かったな、とも思う。
大事にしたい!!

でももう何か、わたしには必要ないかな。
だってこの世界、なんだか私自身なんだもん

今の私の中での “ 当たり前 ” しか描かれていないから
だからもう、観る必要が無いのかもしれない

そんなことを、観て感じた!
だから観て、本当に良かった!!

自分に素直に生きる、そんなことに生きにくさを感じている人には是非観てほしい映画!

ただ、何度も言うけれども、下手したらそこらへんのAVなんかより
過激な描写が多いので、観る人を選ぶかな、とは思うw

ありがとう、ショートバス!
わたしにとって、とっても大事な映画!

だからこの評価
面白い、で★5つを付けたわけでは無いです。
千秋姫

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