犯人です

デッド・サイレンスの犯人ですのレビュー・感想・評価

デッド・サイレンス(2007年製作の映画)
3.6
【あらすじ】
ジェイミー(ライアン・クワンテン)とリサ(ローラ・リーガン)夫婦の元に差出人不明の小包が届く。開けてみると、そこには腹話術人形が入っていた。人形を部屋の片隅に置き、ひとりで外出したジェイミー。その間、部屋に残った妻は舌を抜かれ死亡していた。ジェイミーは腹話術人形と妻の死につながりがあると直感するが……。(Yahoo映画参照)

【概要】
斬新なスリラー『ソウ』を生んだ監督ジェームズ・ワンと脚本家リー・ワネルが再び組んだ、謎の腹話術人形に翻弄(ほんろう)される一家の宿命を描いた人形ホラー。クラシックなホラー映画の雰囲気と悪趣味なテイストで恐怖をあおる。妻の変死の真相と腹話術人形の謎を追う男に、オーストラリアのテレビシリーズで注目されたライアン・クワンテンを抜てき。観る者の予想を超える、驚きの結末が待っている。(Yahoo映画参照)

『良い点』
・人形の視線の怖さ

『悪い点』
・チープなCGシーン

(感想)
今作品は大ヒットしたジェームズ・ワン監督の1作目『ソウ』の後に作られた2作目の作品‼︎
脚本はソウに引き続きリー・ワネルが担当しています。
この作品ずっと見たかったのですが中々見放題等で配信されておらずTELASAでたまたま見つけたので鑑賞🎬
『ソウ』のハードルを越えることができるかワクワクしながら観ました‼️

——— 🔹ジェームズ・ワンの世界観🔹 ———
前情報なしで鑑賞してもジェームズ・ワンの映画だなと分かるくらい世界観が確立されています。
簡単に言うとSAWシリーズとインシディアスシリーズが混じった感じです。
まず、メインの人形の名前がSAWシリーズと同じ『ビリー』。
音楽もSAWのパチモン感がエグい‼︎
見ていてSAWシリーズが頭の中から離れないです😂😂
走馬灯の様にシーンが折り重なる演出もSAWと全く同じ。
最後のどんでん返しのシーンなんて走馬灯と音楽が重なってもはやSAWでした。
ホラー演出はインシディアスに似ています。
ジャンプスケアのやり口や敵ボスの窓から登場するシーンなどなど、この頃から監督のホラー演出の基礎は確立されたんだなと感じました。

——— 🔹人形の怖さ🔹 ———
今作品はなんと言ってもビリー人形が怖すぎる‼︎
人形恐怖症の方は絶対見ちゃダメです🙅‍♀️
表面上は人形だが眼は人間そのもの。
今作は眼が徐々に動くシーンが多く、そのどれもが生々しくて気持ち悪い。
『チャイルド・プレイ』のチャッキーのようにアグレッシブに動き表情豊かなのに対して、ビリー人形は全く動きもせず表情も笑顔のまま変えない。
笑顔なのだが目が笑っていないし影の角度も相まってとても恐ろしいです👍👍
とても無機質な怖さを感じます‼︎
一点気になるのが終盤のCGシーン。
人形の顔がむにゅーとなり場面がCG処理されていたのですが、正直興醒めしてしまった…

——— 🔹どんでん返し🔹 ———
SAWの後に作られた今作品。
どんでん返しのハードルも上がりますよねー😭
正直な感想を言うと個人的には好きで驚きはしたものの「だから何?」と思ってしまったのも事実(笑)
この真実を知ったところで元々詰んでたやん…と内心思ってしまった…
なのでSAW1作目のどんでん返しを期待するとガッカリする可能性があります。
どんでん返し映画として見るより、普通のホラー映画として見た方が良いです。

——— 🔸最後に🔸 ———
なんだかんだ面白かったです‼︎
テンポも凄く良くて、映画全体の不気味な雰囲気もバッチリ👍👍
サスペンス要素も濃く先が気になる展開にもなっています‼︎
ジェームズワン好き、ホラー映画好きならおすすめできる作品に仕上がってます‼️