れもなぎと恋を

七人の侍のれもなぎと恋をのレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
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ディズニーとかロードオブザリングとかを見ている気持ちになった。配置が絵みたいに揃っていて、犬みたいなキャラクターがわんわん、よしよしって、みんなで悪い奴を倒すんだ、みたいな物語。ラストに明るい世界と暗い世界が混在しているのも、子供向けアニメ映画をみたあとの感覚に近い感じがした。ディズニーの昔の映画(ミッキーの三銃士とか、チップとデールとか)みたいなものを見ている気持ちなんだよなー、山の中を走り回っているのとかコミカルだし、馬もコミカル。アニメ見終わったあとみたいな気持ちになってる。それだけエンタメってことなんだな。

映画を見てる時は、すごいなあって夢中なんだけど、終わってそのあと、現実に戻らなきゃ、みたいな感覚になるのは、今が年度末で大学最後の年だからなのか、この映画の世界がくっきりフレームに収まっている感じが最高なせいなのかは今わからないです。後々わかったら書きます。

うちの前には昔、お米屋さんがあったんだ。大きな精米機がうんうんなっていて、木とお米、もみの匂いがした。ポスターとか商品の「あきたこまち」のお姉さんが市女笠の布をめくってこっちを向いて笑っていて、ちょっと不気味だけど見ちゃった。緑の看板で、お店の前にはカブが止まっていた。土は無いのに土の匂いがしたのは、お米は土から出てくるからだったのかって、この映画を見て思った。