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七人の侍のMadridistarのレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
2.8
普通に長い。無駄が多い。
まず、野武士がアホ過ぎて話にならない。
侍側は策略を練って防衛戦を張るのに、野武士は策もなくただ突っ込んで殺されるだけ。兵法の駆け引きもクソもない。
それに、この年代の映画にすらくだらない恋愛要素が含まれているとやはり邦画なんだと思い知らされる。農民が侍と結託して野武士を追い払うというテーマの映画に、恋愛描写は1ミリたりとも必要ない。
また、七人の侍と題打って全員生かすとリアリティがないから三人残して四人死ぬという安直な演出。展開がベタベタで意外性がない。そりゃ勘兵衛と菊千代だったら菊千代が死ぬだろうと。
それでも、志村喬と三船敏郎の演技は素晴らしかった。特に菊千代の泥酔シーン。それに久蔵役の人もカッコよかった。そこはさすがだと思った。
しかして過大評価だ。裸の王様だと思う。決して邦画ベストではない。
それに無駄が多すぎて207分は完全にやらかしてる。
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