🐉 Jackie Chan-ISM Vol.062 🐉
ベスト・キッド
◆あらすじ◆
少年ドレ（ジェイデン・スミス）は母に連れられてアメリカから北京に引っ越すことになった。ドレは新しい環境に馴染めず、また、カンフー少年のチェンに虐められる。ある日、ドレはチェンたちに追われたところをマンションの管理人のハン（ジャッキー・チェン）に助けられる。チェンの通う道場主との約束で、ドレはカンフー大会に出ることになってしまう。ドレはハンからカンフーの訓練を学び始めるが...。
◆感想◆
ジャッキー・チェンの製作年の年齢：56歳
アメリカから北京へ引っ越して一人ぼっちになったドレがカンフーを習いながら、自分の意思を示し始める物語となっており、リメイク元「ベスト・キッド」（1984年）とは少し設定が変わっていますが、基本的なストーリーは同じだと思います。
主人公はあくまでドレであり、ハンは脇役に徹しておりシリアスな演技なので、ジャッキー・チェンにコミカルさを求める人には向かない作品だと思います。私はシリアスな演技も渋くてとてもカッコ良いと思いましたし、自分の過去を語り、涙する演技は心にしみるものがありました。
ドレはアメリカから北京へ引っ越しというかなり過酷な環境に追い込まれ、その挙句、カンフーの強いいじめっ子チェンから暴力を振るわれており、観ていて可哀そうで仕方が無かったです。ドレはそんな中でも必死に学校に通っていて根性があると思いました。チェンの暴力描写が本当に痛そうで観ていて辛かった。また、体格的にかなり線が細いので、カンフーで強くなるといっても無理がある気がしました。
それでもドレには動きの切れがあって、蹴りの形が非常に綺麗で見応えがありました。
なかなか良かったと思います。リメイク元と比べるのは野暮な気がしますし、中国でカンフーで戦う「新しい」ベスト・キッドで良かった。
鑑賞日：2023年5月7日
鑑賞方法：CS ザ・シネマ
