70年代アメカジファッション、サイドが低い渋い色調の映像、クラシックをアレンジした落ち着いたスコアだけで楽しめる。
正直、ストーリーは淡々としていて、時々眠気も襲うが、登場人物たちがリアルで、誰かの青春の一ページを覗いているような作品だった。高学歴の嫌なところもチラホラ笑
最後、教授に全く名前を覚えられていなかった場面がホロ苦くて好き。先生に気に入られたり、良い成績を取ることの大切さではなく、学問自体の面白さに気づけたであろうハートの表情が清々しい。
なあなあで終わる場面もあり、完璧な作品ではなかったが、小鉢のような愛らしい作品だった。