ペーパーチェイスの作品情報・感想・評価

「ペーパーチェイス」に投稿された感想・評価

記録。
勉強に次ぐ勉強。もうひたすら勉強。
ロースクールに通うガリ勉君たちの華々しいとは言い難い青春物語。

彼らが恐れるのは、泣く子も黙る厳格な鬼教授。
講義で指されて上手く立ち回れず嘔吐する者、学校を去る者、打ちひしがれて命を断とうとまでする者。予習を欠かせば脱落必至、学生にとっては将来が閉ざされたようなもの。神経を擦り減らしながらしがみつく。

何のために学ぶのか。将来のため?それもあるだろうが、どうにか自分の存在を認めさせてやらんとする意識が確実に存在する。この育ったプライドは果たして報われるのか。

険しい山を登り切った先、主人公ハートに教授が放つ一言がその答えをくれる。

学ぶという行為の意義を今一度考えさせられる、自分にとってはそう感じられた作品でした。
健一

健一の感想・評価

3.8
1973年 🇺🇸映画 カラー作品

第46回アカデミー賞
助演男優賞(ジョン・ハウスマン)受賞。

ハーバード大学で法律の勉強をする学生たちを描いた作品。
一途に成績UPを目指す学生達。
しかし プレッシャーに耐えかね脱落していく学生も続出する。
そして熾烈な競争に勝ち残った学生達もまた 勉強づくめの青春に疑問を覚えるのだった。
氷のように冷酷な大学教授に振り回されながらも果敢に挑んでいく若者達。
緊迫の講義のシーンも見どころのひとつ。

もうひたすら 勉強!勉強!勉強!
観ていて「コレ!映画として成立するの?」と心配になるくらい。

猛勉強して講義に出席する学生達。
そしてあざ笑うかのように学生達をコテンパンに蹴散らしていく大学主任教授。
とにかくこの教授が 学生の名前は覚えない、意見は聞かない、嫌いな学生は平気で無視するなど人間としての暖かみなどひとつも無い人。
まさに大学教授版「レクター博士」みたいな人です。
そんな冷たい教授を演じたジョン・ハウスマンが、オスカー助演男優賞を受賞。嫌なヤツに成りきっていて、それはそれで凄いのかも。

勉強漬けの学生とは言えそこは青春真っ盛りの若者達。
合間に恋をしたり、パーティー🎉したり、気晴らしに泳いだりと一応青春学園モノのジャンルに無理矢理 組み込もうとしている。のかな?

一流の法律家になるための葛藤を描いた本作。あまり観たことの無いジャンルだったので新鮮味は感じた。
アメリカではそこそこ話題になりのちにTVドラマシリーズ化されたそうで。

自分にはかなり縁遠い職業なので法律家を目指している今の若者達、また弁護士先生が本作を観たら感情も高まるのではないでしょうか。

かなり異質な作品。おススメです。
arata

arataの感想・評価

3.5
ハーバード法科大学院に入学したハート。良い成績で卒業すればエリートコースが約束されている。立ちはだかる難関は、厳格で尊大な名物教授キングフィールドだった。

答案用紙、成績表…「ペーパー」と葛藤する多感な青春の悩みと喜びをきめ細かいタッチで描く。
juneatkins

juneatkinsの感想・評価

3.3
いちご白書を思い出しました。人生でこれでもか、というくらい勉強する時期があってもいいと思うし、そういう経験がよくも悪くも、その後の人生の糧になるんじゃないかと思う。ホテルにこもって勉強するシーンが面白かった。
古いけどいい映画だよ、と貸してくれた友人に感謝。
龍太

龍太の感想・評価

4.3
本来学生とはこうあるべきなのかも知れないと思わされました。そしてそう考えると自分は大学生には向いてないのだなぁとしみじみ感じた一作です。 
tohtan

tohtanの感想・評価

3.3
古い作品です。主演はリンゼン·ワグナーやったんですね。知らんかったな。バイオミック·ジェミーやんか。エリート勉強映画であんまり好きになれませんでした。しかし、懐かしい作品ですね。
試験の競争!
バッドジィーニアスも
勉強映画やったね。
成績をいかにアップすることが
人生も恋を手に入れることが
可能か?
shin

shinの感想・評価

3.5
大学の授業で鑑賞。お前らもこれ見てちったぁ勉強しろってことなんだろう。

一言で言ってしまうと、アメリカのロースクール生の恋に勉学にという青春ムービーなんだけど、この映画が他と違うのは、そこに占める勉強の強度が尋常ではないところ。

主人公は、名門ハーバードロースクールに入学し、卒業後の勝ち組人生を掴み取るため、同じくアメリカのエリートで御座い的なクラスメイト達と日夜勉学に励むことになる。

ストーリーはいかにしていい成績を取るかということを中心にして展開し、途中、教授の娘と仲睦まじくなったりもするのだが殆ど印象に残らない笑

心に強く残ったのは、最終試験を控えた試験勉強のシーン。神経衰弱で脱落していくクラスメイトもいる中で、親友のフォードとホテルの一室を借り、文字通り紙に埋もれながら猛勉強をしていく。髪はボサボサ、髭のびのび、顔色は真っ青になりながらもラストスパートをかけていく。
このシーンは、アクション映画やスポーツ青春映画の訓練シーンを見た時と同じ感覚になる。やはり、何かに向かって全力で努力をしていくのには、対象が何であっても尊敬を感じるものだと思った。

社会人になってから帰ったらだらけて、休みの日でもだらけてという生活を送ってきてしまったが、久しぶり見てみて、自分に発破をかけようかな。

まぁ大学の時は、発破かからんかったんだけど笑
映画の終わりが人生のゴールではないってことをジェームズ・ブリッジスはよく分かっている。劇的な展開や手に汗握るクライマックスなど必要としていない、あの日どこかで確かに存在していた普通の人たちのドラマを背伸びせずに等身大の目線で映す。挫折する者も輪から外れる者も当然いて、そのなかで彼らはそれぞれの道を見つけていく。いくら勉強しても憧れであった鬼教師に名前さえ覚えてもらえなかったというのが四年間のすべてで、自分を殺して生きることの無意味さを悟り、自由であることが己の最大の可能性であることに気が付く(成長する)ラストがとても良い。岩礁に登りながら紙飛行機を飛ばすティモシー・ボトムズ…これが「映画」のような気もする。
dude

dudeの感想・評価

3.9
ハーバードの法科大学院を舞台にした、逆に新鮮な勉強映画。授業で一問一答にうまく答えてジョン・ウィリアムズのファンファーレが流れる。勉強会メンバーの顔がそれっぽくて良い。名教授キングスフィールドがまるで神か何かのような立ち位置なのも面白い。彼は果たして学生個人を認識しているのか。A判定が出る瞬間。撮影ゴードン・ウィリス。
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