このレビューはネタバレを含みます
スーパー戦隊シリーズの第11作である特撮テレビドラマ『光戦隊マスクマン』の劇場版作品である本作は、地底の海に住む人魚・レライの美しい歌声を利用し、地帝獣ホーンドグラーを使って地上に大地震を起こそうと企むイガムの計画を阻止すべく立ち向かっていく、光戦隊マスクマンの活躍を描いた劇場版オリジナル作品となっているのだが、まず触れたいのはやはりオープニングの微妙なダンスですかね。わりとコメディチックでポップな印象を受けるオープニングだったせいか、本編のドラマとのギャップの違いがとにかく妙で違和感を覚えてしまいましたし、ドラマ性があってその点は良かったとは思うが、マスクマンらしいアクションが見れなかった物足りなさは否めないかと。オープニングから歯車が狂ってしまったような感じですかね。ただ、終盤の巨大ロボ・グレートファイブと地帝獣ホーンドグラーが見せるスピーディーな戦闘シーンは嫌いではない。