NoAceJustYou

レベル・サーティーンのNoAceJustYouのレビュー・感想・評価

レベル・サーティーン(2006年製作の映画)
3.0
2021/8/24鑑賞。61点。

〈見所〉
・着信音おかしいだろ
・ハエはキャンディー?
・過激なクイズミリオネア
・今からあいつを、これからあいつを殴りに行こうか
・子供は意外と泣かない
・千原ジュニアっぽい警備員
・そんなの関係ねぇ
・携帯ナイスキャッチ✋
・体臭いだろ…
・世界の中心で愛を叫ぶ

〈あらすじ・ネタバレあり〉
赤信号なのに横断歩道を渡る少年が、車に跳ねられるシーンからスタートする。

楽器会社のセールスマンであるチットは、営業成績の不振から事実上の解雇通告を受ける。
車のローンは支払えないし、弟の学費の送金も難しい。
そんなチットに、謎の人物から「賞金のかかったゲームに参加しませんか?」と電話が入る。
電話の人物は、【こちらの指示に従って、それが成功すれば賞金を払う。失敗すればゲームオーバー、こちらからは連絡しない。13のゲームをクリアすれば、1億バーツの賞金を払う】とのこと。

ゲーム1) ハエを新聞紙で殺す
ゲーム2) 殺したハエを食べる
ゲーム3) 子供を3人泣かせる
ゲーム4) 空き缶の金を盗む
ゲーム5) 中華料理店に行き、糞💩を食べる
ゲーム6) バス停にいる頭のおかしい男に携帯を渡す
ゲーム7) 井戸に落ちた高齢男性・チューの死体を10分以内に引き上げる
ゲーム8) 元カノのDV彼氏を、立てなくなるまでパイプ椅子で殴り続ける

ゲーム6まで進んだところで、警察も動き出し、ゲーム8終了時点でチットは警察に終われ始める。捜査を指揮する警部・スラチャイは、ゲームを操る犯罪組織を以前から追っており、チットがゲームの参加者だと読んでいた。

ゲーム9) 自分を追ってくる警察の目を掻い潜りながら、病院の805号室の患者を病院の外に連れ出す
ゲーム10) 針金を車道に張って、バイカーたちの体を切断する
※チットは、針金を張って洗濯物を干すものだと思っていた

チットの同僚・トンは、チットの異常な行為を不審がって調べる。13のゲームの存在を知ったトンは、チットを止めるために会いに行く。
トンにゲームの存在を知られたため、運営は【トンを殺してゲームの存在を知る人間を排除する or トンの飼い犬を殺して、トンに詮索するなと警告する】の2択をチットに強要。チットは、飼い犬をバイカーの持つ日本刀で殺害。

トンはその足で警察に行くが、相手にされない。実は、相談した警察官はゲームの運営に買収されていた。そうと気づいたトンは、警察署を去る。

ゲーム11) 牛を殺す
ゲーム12) 殺した牛の内臓を食べる
ゲーム13) 自分の父親を殺害する

幼少期、父親に暴力を振るわれていたチットは憎い父親を殺そうとする。
だが、父親との良い思い出が蘇り、チットはゲームから降りる。だが、実は父親もゲームの参加者だった。
父親は、チットを殺害する。

トンは、ゲーム運営のアジトを見つけ出すが、気絶させられタイの街に解放される。

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リメイク版を最初に見たが、不快感に関してはオリジナルの方が素晴らしい。
子供の頃に父親からおもちゃを壊されたり、同級生にクソを食わされたり、犬が安楽死してたり…みたいな過去に結びつけられたゲーム設定は良かった。
一方で演出過剰になってる箇所が多く、陰湿さには欠けてる。それが良いか悪いかは別として。
子供がゲーム運営の中ボスっていう展開は、興醒めする。この子供も、あくまで運営の一部でしかないけど。
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