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マディソン郡の橋のkoyoのレビュー・感想・評価

マディソン郡の橋(1995年製作の映画)
3.7
中高年男女が、出会いから別れるまでが四日間という超期間限定の恋。

中高年男女の恋ということで、不倫をテーマにした映画ですね。

誰もが一度は、人生を変える出会いや出来事がないかな?なんて考えたことがあると思うんですよね。そんな、出会いが訪れたアイオワ州の田舎に住む主婦のフランチェスカ(メリル・ストリープ)。

ローズマン橋の撮影に来たカメラマンのキンケイド(クリント・イーストウッド)が、フランチェスカに道を尋ねるところから恋が始まる。

なかなか、若い時のように勢いに任せて行動なんてのも出来なくなってきた年齢。色んなしがらみがある中で、結婚もしてて子供たちもいる。

若い時に思い描いてた自分とは違う。そんな、若い時の夢を追わせてくれるような出会い。
きっと、フランチェスカには凄く魅力的で、輝いた四日間だったのでしょう。

だからこそ、この四日間は四日間のまま永遠であり続ける。

メリル・ストリープの、ジレンマを感じさせる表情の作り方が凄く魅力的でした。
最後の、クリントイーストウッドが車のミラーにペンダントをかけるシーンは、凄く切なかったですね。

いい映画でした。
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