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桐島、部活やめるってよのnakamuraのレビュー・感想・評価

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)
4.3
「僕たちはこの世界で生きていかなければならないのだから」

H29.10.12鑑賞。
公開当時観たかったけど、時間とお金がなくて未鑑賞のままだった。
小説は読んでたけど、なんかいまいちふわっとしてるのと、登場人物の視点がころころ変わるので、内容を掴みづらいなーって印象でした。

ところが映画版は素晴らしい。イジメやトラブルといったものが描かれていないのにどこからか流れる閉塞的な雰囲気。スクールカーストってこういう感じだったなーってじわじわ自分の体験とリンクする体験ができる映画。
当時の自分を登場人物に重ねるのも良いし、あの頃嫌いだったやつがどういう立場と感情で、そうした振る舞いとか言動をしてたのかを考えたりするのも良い。(俺はポジション的に神木くんやな 笑)

精神的な立場が逆転した最後のシーンは泣けました。


…ほんと青春って不安定で脆いなー 笑
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