映画鑑賞記録用

それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィの映画鑑賞記録用のネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

良い映画や…
アンパンマンカッコいいよぉ…

アンパンマンが無条件の愛と勇気を持ってるからこそのお話。アンパンマンの世界観でしかこんな映画は作れない。愛と勇気だけが友達と言ってはばからない割に、友達でもないやつのために自分の身を普段から犠牲している生物的に矛盾した狂人まがいのヒーローだからこそ成り立つ話。

普通なら、ドーリィちゃんのことを体を張って助けても結局アンパンマンが倒れれば、後は街が蹂躙されるだけだから、ドーリィちゃんを見捨ててでも街を守ろうとする。それが合理的な選択に思えるけど、でも多分そんなことをしてもアンパンマンはロボットに勝てずにみんなやられてた。
アンパンマンが体を張って助けたからこそ、ドーリィちゃんの心を動かし、その力でアンパンマンは勝利した。勿論アンパンマンはそんな打算的ではないだろうけと、自己犠牲の精神が皆を救った。自分を犠牲にしてでも眼の前のドーリィちゃんを守ることこそが、アンパンマンの生きる意味だった。そんなこと、疑いようのない愛と、一点の曇もない勇気がなくちゃできない。
自己犠牲は最大の愛であり勇気だ。愛と勇気の象徴がアンパンマンだ。

なんのために生まれて何をして生きるのか。
今はわからない。ロールパンナのように善悪ハーフアンドハーフの僕らには誰かのために生きることはできないかもしれない。でもわからないまま終わるのは嫌だ。心に愛と勇気の炎を灯し続けよう。いつかきっとそこに力が宿る時がから。アンパンマンは君さ。