オードリーヘプバーンは世界一気品高い女性なのかも知れない…というくらい、王女様の役があれだけ板につく人他にいますかね?
公務の繰り返しに飽き飽きして脱走を試みる、そこで出会った民間人と恋に堕ちる、ってよくみる設定の元となるのはこの映画なのかな。
途中まではよくある恋愛ものだなと思いながら観てたけど、最後の会見のシーンがとっっっても素敵だった。
悲恋の結末と取れなくもないけれど、あのたった1日の出来事がどちらの心の中でもずっと美しく生き続けますよね。お互いがお互いの立場をしっかり守った姿勢、かっこいいです。
あのたった1日を一生忘れることはないんだろうなと思うと、タイトルが"ローマの休日"なのにすら感動します。
オードリーが美しいのは勿論、グレゴリー・ベッグのダンディな新聞記者も素敵でした。
脇を固める役どころもみんないい味出てました。
BGMの入りやカット割など、現代の映画としても違和感ない演出やつくりになっている気がして、だからこそ長い歴史を経てもなお変わらず愛されているのかなと思いました。
とっても素敵な映画でした!