ろく

ローマの休日のろくのレビュー・感想・評価

ローマの休日(1953年製作の映画)
3.8

オードリー・ヘップバーンさんの出演作を最初から最後までしっかり観るのは初めて。どのシーンを切り取っても華やかに輝く彼女の表情と演技力は、さすがの一言だった。

有名な昔の作品にありがちな、「筋が分かりきってしまっている」という事態がありつつも、最後の主演2人の演技には見事に飲まれて涙ぐんでしまった。
愛情と勇気、それらを裏付ける悲しみと信頼。いつまでも変わらないメッセージを名作として残してもらえた幸運に感謝したくなる作品。

今作のモデルになったというエリザベス女王にも思いを馳せると、また違った感慨が心の中に浮き上がる。
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