MikiMickle

おやすみ、クマちゃんのMikiMickleのレビュー・感想・評価

おやすみ、クマちゃん(1975年製作の映画)
4.0
1957年に発行されたチェスワフ・ワンチェルスキの人気絵本が元になり、1975年から作られたストップモーションアニメです。100本以上作られた人気作品であり、ポーランドの子供達にはかなり馴染みの深いものであるのでしょう。

製作したのはポーランドの老舗人形アニメーションスタジオ「セ・マ・フォル」。彼らは「ムーミン・パペットアニメーション 」も製作しています。(これも、かなり素晴らしいもので、平面かつ立体感ありな人形でできた、愉快に動くムーミン一家の夢見心地な不思議な世界を、是非みていただきたいものです。)

今作は、その劇場版と銘うって、春夏秋冬を感じさせる10編を選んだものです。

それぞれのオープニングに、クマちゃんが歌います♪この歌、最後には一緒に口ずさみたくなります♪
そして、今日あった事をおやすみ前に教えてくれるのです。

やはり40年も前のものとあって時代を感じるのですが、それが良いっ♪突然早く小刻みに動き出したりw、時にいびつで、愉快でコミカルな動きに笑ってしまいます♪

また、クマちゃんの仲良しのうさぎちゃんとイヌ君、ぶた君、お人形?のふたりがなんともいえず、チープで素朴でたまらないのです♪

それでいて、四季折々に合わせたお洋服はお洒落であり、小さなインテリアにも見入ってしまいます♪ (洗濯機がなくて、ぐるぐる回して絞るやつがあったり。) 東欧の70年代のテキスタイルも素敵です♪

内容は子供向けながら、自然の中での遊び、いたずらを通して、心がホッコリして温まり、自然とニコニコ笑顔になってしまうようなものです♪
クマちゃん、クマじゃないんです。クマのぬいぐるみなんですw だから、出来ない事もあるんです。でも、色々と頑張ったりするんです♪
イヌ君は、イヌだったり、二足歩行で服着てたり、ロバの引く馬車を運転しちゃったりするしっかりものです‼
第5話では驚くほどやりたい放題の超俺様な横暴なぶた君ですが、3話では汚しまくりw、9話では優しい間抜けないアニキっぷりを魅せてくれます♪
ぴょこぴょこ動き回るうさぎちゃんは、始終その愛くるしさを楽しませてくれます♪
その他にも猫ちゃん、キツネ、ハリネズミ、コオロギ君、リスちゃんなどなどの動物も可愛く、にわとりやカラスなどの鳥類はなかなかの曲者だったり、冬の神様はムーミンと同じく自然への敬意を感じたりします。

とにかく、癒されました‼‼
2回目はポーランド語でみたら、低いおじさんの声‼‼(笑) 可愛らしさがない😂😂😂 日本語のほうがいいな(笑)またリピートして、疲れた時に癒してもらう事でしょう♪

「こんばんは、みんな元気?さぁ、おやすみの時間♪ぼくの名前はくまちゃん。お耳がめじるし♪みんなが大好き、こぐまのクマちゃん♪いつでも仲良し みんなのくまちゃん♪」「お月さまが笑っているよ♪おやすみ、よいこのみんな、今夜も良い夢、み・て・ね♪」 よいこじゃないけど、はぁ~い(*´∀`*)❤
MikiMickle

MikiMickle