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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離のmakikoのレビュー・感想・評価

4.0
ウィーンの街中を移動しながら話す男女をずっと観続けるという、最高の映画でした。街中を歩きながら話し、バスで話し、レストランで話し、観覧車や公園で見つめ合う。あぁ、こんなデートしたい!
フランス人の女優さんがとても魅力的。存じ上げなかったので、最初はイーサン・ホークはやっぱりイケメン、としか思ってなかったのに、序盤の列車のシーンが終わる頃にはもう彼女の虜に。2人の会話がまたずっと面白いんだけど、特に印象に残ったのは終盤彼女が打ち明けるセリフ。私列車を降りるときには…って、気持ちわかるけどそれをそんなふうに言えちゃうの?素敵すぎる、、。
最後、2人が過ごしたウィーンの景色を順番になぞるシーンで完全にノックアウトされる。思い出はいつも景色とリンクして、胸に刻まれている。2人の一晩の出来事が、うすい朝の光の中で夢から目覚めたときのように思い出されて、胸がいっぱいになった。
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