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泥の河のnのレビュー・感想・評価

泥の河(1981年製作の映画)
4.5
原作未読。
時は戦後の高度経済成長期あたりか、
食堂の息子のぶちゃん(意識せざるを得ない)と宿船家族の交流を描く。
自分にはまだこの映画の凄さを語れる言語がない……と見終わったあと放心した。
教科書に載っていた宮本輝の小説が好きで、あのときの感じを思い出しウワーってなった。良すぎて語彙力が乏しくなってしまったのだけど、宮本輝作品のエモさはカタカナのウワーなのである。

悪気のないのぶ母にワンピースを着せてもらったギンコちゃんの反応がつらかった。
彼女の母親の仕事がそうである以上、彼女にとって身なりを美しくするということはつまりそういう意味になるのである。
にしても船から出ないお母ちゃんがあんなおったまげ美人とか手塚治虫奇子の世界観である。

ミッドサマーではクマが燃え、
泥の河ではカニが燃える。

缶に紐つけたやつと車輪を棒で転がすやつー!!!
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