2025年136本目
痛みの源流へ
昭和31年の戦後復興期、大阪・安治川の河口を舞台に、河っぷちの食堂に住む少年と、その対岸に繋がれた廓舟(くるわぶね)の姉弟とのつかの間の交流と別れを描いた80年代…
信雄と、川船で暮らす銀子との出会いは、まるで一瞬の夢みたい。
彼らの交流には、貧しさや社会の目とは別の、純粋な人と人とのつながりがあった。
でも、それは長くは続かない。
別れのシーンは、とても静…
これはすごかったです。
徐々に世界に広がっていたのがよくわかる作品です。
近年でも誰も知らないやこどもしょくどうなど類似の作品がありましたが、こちらは別格でした。
説明を排することが一種の説明になっ…
私これを見てなかったんだ、、、
夏の日お祭り花火縁日。
舗装されていない道の水たまり。
昭和13年はまだまだわたし
全然生まれて無いけど
不思議と懐かしい。
のぶちゃん,きっちゃん、ぎんこちゃ…
あまりにも傑作。
僕は日本映画の歴史をきちんと問い直さなければならないかも知れない。
何層にも重なった社会問題が、ギリギリ子供たちのもとへ届かない所で泥のように滞留している。
映画表現として、そ…
きっちゃんとのぶちゃんの言葉なき心の交信、互いに通じた大きな悲哀が、いたく心に響いた。
お父さんもそれを少し、感じたのだろうな。
大人対子ども、というよりも、それぞれのなかで生きている世界そのもの…
【泥の世界の上で。】
乱暴。だがしかし、静謐な世界であるから、それは意味をなさない。より静かな世界を感じ、人の温かみと惨さを感じる。
”子どもの視点の純粋さと残酷さ”を描くっていうのが、この映画…
木村プロダクション