2014/7/16
昭和31年の大阪を舞台に、食堂を営む両親を持つ少年・信雄の視点から、社会の底辺で生活する人たちを丁寧に描いたドラマ。何よりも、息子の友達・きっちゃんが廓船の子だと知っても、偏見を…
映画の持つ力は伝わった。いつかまた思い出しそうな、象徴的なシーンがいくつもあった。自分はこういう映画でもストーリーを追ってしまうので、父が祭に現れなかったところでいろいろ考え過ぎてしまって(厠船に行…
>>続きを読むモノクロームの映像の中、子ども目線で語られるが故のリアリティ。
敗戦から日本が立ち直っていく中で、取り残され零れていく人たち、神武景気やもはや戦後ではないということへの大人の後ろめたさが、子ども目線…
ユーネクストで鑑賞。
モノクロ作品。
終戦後の昭和三十一年、大阪中之島が舞台。
実家が大阪京橋なので、この辺りは随分親近感が湧く舞台なので興味持って見てみました。
川べりで食堂を営む信夫の父、母…
主人公の父(田村高廣)、母(藤田弓子)がめちゃくちゃ良いお父さん、お母さんで、古き良き日本の父母像を見た気がしました。良い父母の子どもも、やっぱり良いやつ。見た目は美男子ではないですが、愛らしい、優…
>>続きを読む傑作。
作中の年代は1956年、作中の新聞にも記載があるが、「もはや戦後ではない」と言われ、石原慎太郎の「太陽の季節」が時代の象徴となった年である。
大阪の水上生活者、川沿いの暮らしには、まだ戦…
chatgpt:
『泥の河』(1981/監督:小栗康平)は、川という境界に子ども同士の視線を掛け、〈出会い—仮の祝祭—別れ〉を三楽章に配列した“薄い祝祭”の映画である。白い布のきらめきと、泥の鈍い濁…
木村プロダクション