小窓から覗き見た大人の汚れた世界。
なんて哀しいんだろう。
少年の心を思うと辛い。
生きていくためには仕方なかった?
それは大人の言い訳でしかない。
傷ついているのは、いつの時代も子供たち。
優し…
中川運河で撮られたとか。
今でこそバーミキュラや観光船で整備された運河だけど当時"捨て去られたような運河"を日本中探し回ってのロケ決定だったそう。一時期この運河近くに住んでいた時間がとても濃密だった…
1981年の映画だけれど、昭和30年に撮った映画に思える。
宮本輝の小説は持ってた!!
昭和31年の大阪
明るくなく、幸せも無いような映画だけれども、すごく良かったです
少年2人と少女の物語…
フリーの助監督から映画監督になった珍しい経歴の持ち主・小栗康平のデビュー作。1981年の公開当時、国内外の各賞を総ナメにした本作は、宮本輝の同名小説を映画化している。主人公の少年をはじめとする子供た…
>>続きを読むこどもたちの言葉や眼差しは純粋がゆえに、無邪気に心に刺さる。未だに戦争の痛みに苦しみながら市井で生きる彼らを「もはや戦後ではない」、「太陽族」と言った復興を象徴する標語が新聞越しに嘲笑うかのよう。こ…
>>続きを読む生きとってもやっぱり、スカみたいにしか生きられへんのかなぁわいら
【感想】
少年が大人になるという事は、隔たりを認識し無力を知るという事だ。高度経済成長期に達した50年代の日本において、もはや戦後…
散りばめられたテーマに、一見、統一性は無い
しかし、緩慢に流れる泥の河のごとく、水面下では物語における約束事がゆるやかに結ばれていくという快さ
宛ら戦後の萎びた空気感を体現しているようで
ノブオと…
久しぶりに言いたいことが山ほどありすぎて逆に言葉に表せない。
自主制作でここまでの完成度と刹那的な描写や戦後の人々の喪失感をよく表現できたなと本当に感動する。所々に散りばめられた対比も素晴らしいし、…
小栗康平監督作品。
初監督作品、自主制作とは思えない風格の完成度で、面白かった。
子供が体験するある種のイニシエーション、別れ、と戦後の日本の環境や状況の克明な記録、としてとてもうまくまとめ上げら…
父が邦画で1番好きと言っていたので満を辞して観ました。そりゃ忘れられない映画やこれは。観てよかった。
焦土になっても、戦争を生き抜いても、なお階層社会は続いている。
のぶお、きっちゃん、ぎんこからそ…
木村プロダクション