ピアニストが登場する映画が大好きでこの映画も大好き。久しぶりに視聴。作中に沢山の演奏シーンもあってやっぱり素敵な映画。
オーストラリアのピアニストデイヴィッド・ヘルフゴットの半生を描いている。実話の映画化は、脚色ありの都合の悪いところ端折ったりのはあるとは思うけど、それを置いといて、映画として素晴らしい。
音楽を極めるために生きている人って大変なんだろうなって、どの作品でもつくづく思う。頂点の音楽家になるには、子ども時代から人生の多くの時間を練習に費やすだろうし、努力だけではどうにもならないし、ずば抜けた才能も必要でハイレベルな指導を受けるお金も必要でコンクールで実力を出すための運も必要で…。凡人の想像でも大変なのは分かる。
デイヴィッドの裏に壮絶なドラマがあることを理解して聴くから、細かい技術がどうあれプラスの感動が味わえるのだろうね。フジ子・ヘミングみたいに。
情熱的と狂気的は紙一重。
後半まで辛く切なく苦しい感情で観たけど、これはハッピーエンドな作品なんだと思う。
ジャケ写のシーンから、デイヴットが自分の世界で純粋に生きる喜びを感じる。