となりのところさん

ダークナイト ライジングのとなりのところさんのレビュー・感想・評価

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)
3.5
間違えてカタークナイトライジングにマークしかけました。

他のダークナイトトリロジー以外のバットマン映画と比較すると普通にハイクオリティ。
しかし、前作が徹底したリアリティ路線を行っていたのに対して、今作はリアリティさは希薄だったなと感じた。その原因は明らかなご都合主義的な展開が数カ所盛り込まれてしまっているからだろう。敵に拉致された異国からいつの間にかゴッサムに戻っていたり、折られた背中がなぜか治癒したりと、これまでのシリーズの重厚なリアリティ路線を考えたら信じられないような展開が悪目立ちしてしまう。

ヒース・レジャーの死でジョーカーを登場させられないという縛りで、制作陣にとっても当初の構想からそれてしまったのだろうと思うと、残念で仕方がない。