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潮風のいたずらのhamaのレビュー・感想・評価

潮風のいたずら(1987年製作の映画)
3.9
リメイク版が大好きなのでこちらも鑑賞。
35年前の映画だけど面白かった。

序盤は未払い事件を差し引いても可哀想なヒロインへの扱いを笑えなかったし、山小屋の汚い感じがまず苦手で観るのが辛かったけど、家族が仲良くなってからは楽しめた。

ヒロイン役の演技が上手い。
鳥の料理や山小屋の酷さにうんざりする表情、4人目の息子を見て目を丸めて倒れるシーンといい顔芸が最高だった。
主人公家族に放水するときは凄く楽しそうだし、浮気されたと思ったときは本気で悲しそうたったし、記憶取り戻した後のビールの開け方は笑った。

最初はあんな酷い女だったのに、本気で子供の事を考え、時には先生や夫に強く意見を言ったり、飼料運びを差別せずに尊敬したりと、視聴者が彼女を好きになってしまう演技力と脚本が見事。

彼女の年齢への質問に「29歳」と答えてたけど、当時既に42歳だと知ってマジで驚いた。
あの首から下のキレイさ42歳とか意味わからん。

ヒロインのビジュアルは、バッチリメイクで頭固めて着飾っている金持ちモードより、カジュアル姿とラフな髪型の方が好き。
あのダサい山小屋の服を可愛く着こなすのヤバすぎ。

ちなみに素朴な疑問なんだけど、アメリカ人はヒロインの船でのカッチリ髪を固めたフルメイク顔とTV報道でのボサボサ頭の薄化粧顔を見て、同一人物だと判断できるものなのだろうか?
自分が日本人だから分からないのか、映画だからご都合主義なのか?
…どうでもいい素朴な疑問。

▼その他メモ
・教室で変顔する女の子可愛い
・汽笛の合図はロマンチック。
・エロ本をsmart magazineと言ってたのは笑った。
・序盤のヒロインへの扱いが可哀想すぎて引いたんだけど、これを男女逆で考えるとそこまで引かないなと思ってしまった。不思議。
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