レヴィット

ボルケーノのレヴィットのレビュー・感想・評価

ボルケーノ(1997年製作の映画)
3.4
テレビ東京がネタに困ったら、とりあえずボルケーノかアナコンダぶっ込んどけと言わんばかりに放送された映画。
缶コーヒー片手に寒い中黄色いヘルメットと作業着着せられて、宇宙人じゃないのに宇宙人だと言われイジメられてるトミーリー・宇宙人ジョーンズ主演のディザスタームービー。

街をめちゃめちゃにしたり、助けようとしてマグマで溶けたりと、自然には敵わんし人間助け合いが大事ですよとありきたりな映画と思ったらちょいと毛色が違うんですよね。

けっこうメッセージ性が強いのが驚きです。
舞台はLAで、1992年にロス暴動が起き人種間に緊張が走った時期でしたが、映画の中のシーンでも差別用語が台詞としてあり実際に取っ組み合いや口喧嘩したりしてます。
しかし、窮地に追い込まれたら人種問わずお互いに助け合い、印象的なのが子供が灰まみれの人々を見て
「みんな同じ顔してる」
と言ったシーンです。

堅苦しい映画ではないので、気楽に楽しめます。
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