マーフィー怒りの鑑賞

荒野の七人のマーフィー怒りの鑑賞のレビュー・感想・評価

荒野の七人(1960年製作の映画)
3.2
映画の後半頭くらいで、用心棒の一人が農民たちに、3つのマグカップを使ったトリックのようなものを見せるシーンがある。3つのカップを下向きにしてテーブル上に並べ、うち2つを両手でひっくり返して最終的に3つ全てを上向きにする。用心棒は農民達に「できなかったら財宝のありかを教えろ」と要求する。結果農民の一人が同じようにやってみせるのだが、過程を映したシーンがカットされている。

これは何気なく見ていると3つのカップを下向きにした状態から始めたように見える。この状態から2つずつひっくり返して、全てを上向きにできるか試してみたができない。それで巻き戻して見てみると、用心棒は真ん中のカップだけを上向けた状態で始めている。要するに(下・上・下)という状態。ガバガバのトリック(笑)トリックと呼べるかどうかも微妙だが。

この状態からだと両端のカップをひっくり返すだけで全てが上向きになるのだが、用心棒は3段階で上向きにする。あえて複雑化する事でトリックに気付きにくくするためだろう。

(下・上・下)→右2つ(下・下・上)→両端2つ(上・下・下)→右2つ(上・上・上)というような手順だったと思う。

このトリックの事を考えながら見ていたせいで後半は画面に集中できなかった(笑)