弓削

311の弓削のレビュー・感想・評価

311(2011年製作の映画)
-
あの当時、こんな風に時を過ごした人たちがいること。知識としては知っていました。テレビ番組で腐るほど見たから。でも、今回はこれまでにないほどの強いempathyを感じました。

後半、森さんが被災された方の言葉を受け、返事に詰まるシーンがあるのだが、その沈黙が、一番雄弁だったように思う。
もちろん森さんの心はわたしにはわからないけども、わたしも、森さんも、被災された方も、ただ一緒になって途方に暮れているような、そんな瞬間があって、それが印象に残ってます。あと、全編を通して、みっともないところを隠さない姿もとても良かった。わたしははっきり言って森達也さんという人をあまり信用していないんだけど笑、少し、見直しました。見てよかったです。
弓削

弓削