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グリーン・デスティニーの探偵のネタバレレビュー・内容・結末

グリーン・デスティニー(2000年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

※ネタバレ注意







・ジャンル:
・ログライン:
・主人公:

▼キャスト
役名 俳優 日本語吹替
ソフト版 テレビ朝日版
リー・ムーバイ(李慕白) チョウ・ユンファ 大塚明夫 菅生隆之
ユー・シューリン(兪秀蓮) ミシェール・ヨー 塩田朋子 山像かおり
イェン(玉嬌龍) チャン・ツィイー 弓場沙織 魏涼子
ロー(羅小虎) チャン・チェン 森川智之 桐本琢也
碧眼狐(ジェイド・フォックス) チェン・ペイペイ 谷育子 小宮和枝
ティエ氏 ラン・シャン 松岡文雄 山野史人
ユィ長官 リー・ファーツォン 塚田正昭
ユー夫人 ハイ・イェン
ツァイ ワン・ターモン
メイ リーリ


▼オープニングイメージ
・200年ほど前の中国の村。久しぶりに武術の達人ムーバイとシューリンが再会する。

▼テーマの提示


▼セットアップ
・ウーダン山での瞑想中、不吉な兆候を感じて帰ってきたムーバイ。シューリンとムーバイは長年連れ添った仲である模様。ムーバイは名剣を返却し引退を考えている。
・シューリンはムーバイを愛しているが、未亡人であることもあり結婚には踏み切れない。
・ユイ長官の娘・イェン。自由な武侠の世界に憧憬を抱いており、望まぬ結婚を受け入れられずにいる。

▼きっかけ
・イェンが碧銘剣を盗みに侵入する。

▼悩みの時
・数々の追手を撒きつつ、シューリンと大立ち回りを見せる。

▼第一ターニングポイント
・イェンは碧銘剣を盗むことに成功する。

▼サブプロット
・碧眼狐が容疑者として挙がる。

▼お楽しみ
・碧眼狐を打つために武器を研ぐ親子。

▼サブプロット
・イェンとシューリンの交流。変わらず自由を求めるイェン。一方武侠の世界に生きるシューリンも自由ではなく、ムーバイの兄の死に縛られている。

▼お楽しみ
・碧眼狐と親子のドンぱち。途中からムーバイとイェンの戦いに。碧眼狐はムーバイの師の仇。

▼サブプロット
・イェンとシューリンの交流。シューリンは盗賊の正体に気付いている模様。
・イェンとムーバイの交流。師匠に恵まれないイェンに、ムーバイは剣で教えを伝えようとする。
・イェンと碧眼狐。イェンは碧銘狐を既に超えており、導き手がいないことに恐怖を感じていた。
・ムーバイとシューリンがイェンの行く末について話す。弟子にしたいムーバイと、武侠の世界に行かせたくないシューリン。
・イェンとローの長い回想。イェンは自由な世界を知る。

▼ミッドポイント
・結婚の儀礼にローが乱入しておじゃんに。ローは匿われ、イェンはウーダン山に弟子入りする。

▼迫りくる悪い奴ら
・碧銘剣を手放しても武侠の世界から逃れられないことをシューリンに嘆くムーバイ。俗に言う死亡フラグを立てる。
・ウーダン山で荒れ続けるイェン。喧嘩を売ってきた郎等をボコボコにする。自身を救ってくれたムーバイへ恩知らずな言葉を吐いたイェンはシューリンの逆鱗に触れる。本作最大の見せ場。
・シューリンに続きムーバイと竹林での戦いへ。竹林で不安定なイェンと悠然としたムーバイ。

▼すべてを失って
・碧眼狐との決戦に臨むムーバイ。圧倒し決着は一瞬でついたものの、一本の毒矢を受けてしまう。更に碧眼狐が矢で狙ったのはイェンだといい、お前が憎かったと呪いの言葉を吐いて死んでいく。

▼心の暗闇


▼第二ターニングポイント
・解毒薬の存在を思い出し、ムーバイに恩を返そうと取りに行くイェン。

▼フィナーレ
・死の間際に、ムーバイはシューリンに愛を伝える。戻った時には既に手遅れで、ムーバイは命を落とす。シューリンはイェンに手を下さず、心に正直に生きるよう伝える。

▼エンディングイメージ
・ローと結ばれたがイェンの顔は晴れない。滝を越えて軽やかに舞うイェン。イェンの欲しかった自由を手にしたかに見えるが、今も縛られたままに見える。

▼雑記、メモ
・中国は死を超えることに大変抵抗のある世界。
・イェンは成長し切れずに終わる。王道の物語であれば、碧眼狐と戦うのはイェンであろう。
・イェンは川に飛び込んでまで碧銘剣を取り戻そうとする。彼女にとってこの剣の持つ意味とは。
・イェンの乗り越えるべき対象と、ムーバイの仇が同じ人物であるため、結末へ上手く繋がっていない印象。
・今のイェンの成長を描くには、過去の回想に時間を使いすぎたか。
・作中一番の支柱で敵なのは道教らしい。
・武侠版いつか晴れた日に
・映画としての魅力には溢れている。
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